<暇刊>半魚鳥っ子新聞

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ガラスの仮面を読み始めた



何カ月か前にYahoo!のトップニュースで「ガラスの仮面、連載開始!」の報を受けて、非常に心ときめいた私です。なぜなら、私はこの年になるまで美内先生の名作・ガラスの仮面を読んだことがなかったのですから。あれだけ、人の口先にのぼるにも関わらず、完結しないまま長期の休筆が続いていたという問題作でもありまして、もし万が一にでも、読み始めて、面白いけど続きが一生読めないなんていう煉獄状態に陥るのであれば、いっそ読み始めない方が気持ちも安らかだろうとずっと思っていました。

ですから、花とゆめ誌上で連載再開となった今、何を躊躇することもなくコミックスを大人買いしました。一応、連載の方では物語もかなりクライマックスまで進んでいるようですので、完結するまで先生が書き続けてくれることを信じております。
さて、コミックスを買い始めるにあたって一つ、問題がありました。それは、ガラスと仮面のコミックスは、通常の「花とゆめコミックス」の他にも「文庫コミックス版」が存在していることです。もちろんガラスの仮面は、文庫版が出てもおかしくないような名作ですが、休筆期間が長かったため、文庫版が単行本に追いついてしまうという異例の事態になってしまいました。新たに、ガラスの仮面を読み始めるにあたって、どっちの版のものを買い始めるかは、私を大いに悩ませました。

結果、文庫版を選んだのは、単行本42冊に比べて文庫は23冊と省スペースだったことにつきるのですが、発刊ペースを考えたら単行本の方がすぐに次が読めるという点では優れています。そして、実際に読み始めてみてわかったのですが、想像以上のヒキの強さで、一度読み出したらものすごい速さでページをめくり、次の巻へと進んでいく自分がいました。そう、最新話をいち早く読みたくなるようなお話だったので、単行本にしとけば・・・という後悔はやはり出てきてしまったのです。

まぁ、そんなに早く読みたければ、花とゆめを買えってことなんですけどね。今月号には連載再開から3話目が載るんですよね。まだ、文庫的においつけていないので、花ゆめを先に読むわけには・・・。
ガラスの仮面を読んでいて最初に目に留まるのは「劇中劇」っていう特殊な構成です。漫画自体がドラマであるのに、その中に入れ子で別タイトルのドラマが挟まってくるというのは、演劇漫画だから当然といえば当然なのですが、構成の手間を考えると結構大変ではないでしょうか。主人公のマヤは、読者である私たちとは別に、舞台の観客の目にも曝されています。どちらの視線にも耐える演技をさせなければならないとなると、美内先生もさぞ骨折りのことでしょう。ただ、読者の視線のコントロールとバランス感覚がものすごいうまいのでマヤにぐいぐいとひきつけられていきます。

マヤとの強い相関関係には、「月影先生」「速水さん」「亜弓さん」という三キャラクターがいまして、それぞれ、「恩師」「敵対」「憧憬」という関係線が出ています。月影先生への線がバッチリ太くて強いので、読者としては安心してマンガを読み進められますね。私のお気に入りのキャラクターでもあります、先生は。速水さんの線は、嫌悪の気持が徐々に和らいでいき、いつしか別の線と交差して・・・っていうのが、読者の思惑にあると思います。どうも、速水さんの正体については、最新話の方ではかなりはっきりとしてきたみたいなんですが、まだ読んでないので言及は避けますが、一転二転しますよね、きっと。亜弓さんは、自分に持っていないものを全部持っているキャラとして、憧れや嫉妬の対象として登場しますが、いつしかマヤとライバルの関係になっていきます。この関係線もすごい強いので物語を安定させてくれます。ものすごい差のある二人をどうやってライバルにするのかと思ったら、亜弓の心理描写をチョイチョイはさんでくるんですよね。それでお互いに、「自分にないもの」を相手に見出していくという感じで並べるんです。なので、読んでいて亜弓さんに感情移入してしまう人も結構いらっしゃるんじゃないかと思ってます。まぁ、あの人の努力が半端ないので、すぐに現実に引き戻されますけど。

周囲にとってもいい人材を揃えながらも、なぜかマヤは苦労が絶えないのでした。演劇業界やテレビ業界ってそんなに陰湿なことをやるのか!?みたいな変な先入観を植え付けられるぐらいいじめられますね。実際、芸能報道にはそんな話がチラホラ出てきますけど、どこまで本当なのかわかんないですね。
こういったイジメシーンで、ストーリーにメリハリをきかせているんですが、メリすぎて震えちゃうことがままあります。助けて、亜弓さんっ!

読んでる途中で、どんなラストになるのか思いを馳せてしまうのは申し訳ないですが、「紅天女」どうするんでしょうか。気になりすぎます。

関係あるんだかないんだか、変な話ですが、そろそろ冨樫先生もHUNTER×HUNTERを再開するらしいですね。また、10週くらいやってくれると思いますが、こちらも楽しみにしています。「いたずらなKISS」もアニメで完結させてくれるそうで、ファンの人はよかったですね。中断漫画ほど無念な気持ちにさせてくれるものもないですからね。あぁ、ローゼンメイデンのコミックスはどうしようかな・・・。
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